パン祭り(自家製酵母だ!わっしょい!)♪
paniヴァンのパン作りはこのころ(↑の写真)のころから始まった。最初は味はいいけれど、形は?というのも多かった。成形の加減が分からないという感じだったので、教えられることだけは教えたら...いつの間にか、なかなか上手な成形ができるように。 自家製酵母 ...
続きを読む
paniヴァンのパン作りはこのころ(↑の写真)のころから始まった。最初は味はいいけれど、形は?というのも多かった。成形の加減が分からないという感じだったので、教えられることだけは教えたら...いつの間にか、なかなか上手な成形ができるように。
自家製酵母で作るパンは、この時期、とっても難しい。生地がダレるから。それを防ぐ工夫をしながら、美味しいパンを作るために頑張るのは、きっと動物園の飼育係が、担当の動物の世話を夏のクソ暑いときに創意工夫で暑さ負けから救ってあげるのと同じような感覚だと思う。つまり、いかに動物(自家製酵母)が元気にこの酷暑を乗り切って過ごせる(パンになる)かを親身になって、時間や手間をかけたり、考えたりするのと似ている。
以前、パリに住んでいたころ、やはりCanicule(酷暑)があったときがあった。フランスの夏の暑さは続いても2週間程度。熱帯夜などなかった。なので、一般家庭にクーラーは設置してないところが多い。扇風機も要らないことも多いから。
そんな中、何千人もの人々が酷暑の中亡くなり、扇風機も売り切れ、窓を開けると網戸もないから4階なのに蚊が入って来て...寝れない夜が続いた。昼間は仕事があればそこで涼み、ないときには大きな国立図書館に行った。普通の図書館だとクーラーがないから。夜はジムに行けばクーラーで涼しいからのんびりと運動したり。しかし、夜は耐えられないほど...あまりにも暑いので、1度はバスタブの中で寝てみたけれど、体中が痛くなって途中で断念!で、どうしたって!?扇風機もないのに熱帯夜。なので...ゴザを買って、それを床に広げて裸で寝た!きっとあれは一生で1回切りの思い出になると思う。
翌朝のニュースでやはり熱帯夜をどんなふうに寝るかというインタビュアーの質問に、私たちのように裸で寝たという人が多かったのが笑えたっけ。
そんなふうに暑くても、街の中のブーランジェリーはクーラーもなしに1日中、厨房の裏口を開けてランニング姿で、汗だくでパン作りをしていた。太ったおじさんたちが、その丸太ん棒のような腕を見せながら、滝のように流れる汗をかきかき、捏ねたり成形する姿が垣間見れた。
学校のP先生に言わせると、この滴り落ちる汗が夏のバゲットに程よい塩けをもたらせて、なんとも言えぬ、うまいパンに変わるとのこと。この私が見た光景と、P先生の言葉が忘れられず...
それとpaniヴァンがテニスウェア姿で、大汗かきながら首にタオルを巻いてパン捏ねする姿がダブって来て、笑えた。彼もやはりフランス人のDNAが色濃いと思えるのは、ほとんど欠かさずパンを作ること。暑いときには自家製酵母の元種に、少量のサフ(ドライイースト)を加えて、ダレを防ぐことも。チーズはガマン出来ても、パンはガマンできないから、美味しいパンを自分で作る。これが彼に植わってるDNAがそうさせるとしたら、興味深い。
捏ねて、発酵させて、ベンチタイムを取って、成形して発酵。焼成。ノートに記入。この一連の作業がだんだんと実を結んで来た。
もちろん、カンパーニュのために発酵かごが来たのが助かったらしいけれど。
こんなカニの甲羅のようなひどい姿のパンを成形して、かおりちゃんに押し付けたり。ただ、彼女からは「美味しい」とお情けを言ってもらえたけれど、ドライトマトの塩けがきつかったな、このパンは。でも、庭で採れた青紫蘇がいい味を出していた。ほら、ドライトマトが固まってる!
それが、いつの間にか、いつ食べても昨日のパンよりも美味しい!って思えるパン作りが出来るようになった。以前はダライラマの一行グループや、サルコジ内務相(現大統領)、マドンナやディカプリオ、世界の王侯貴族やクリントン元大統領やブッシュさんなどなどや、日本の元総理大臣のためにも料理を作って来た彼が、首にタオルを巻いて一生懸命にパン捏ねしている姿は、いい感じ。原点に戻って、Commis(一番下の料理人やパティシエやブーランジェ)になってパン作りを学ぶ姿。
見てるだけで、私もその姿勢から学ぶことがたくさん。でもあづ~いから、何にもしたくない、私は、今日も。明日からね、きっと。 そういうことにしておこう。
ランキングを大切に思ってます。このごろランキングが下がって来ているので、ブログ更新を頑張ってるなとか、ためになると思ってくださったら、それぞれポチっと1日に1度、応援クリックしてもらえると、助かります☆ どうもありがとうございます!!!
← おかげさまで、大健闘!応援クリックありがとう☆
← こちら、なかなか苦戦中...ぜひよろしくお願いします。
← 落ち込み激しいです。いつもクリックありがとう!
*** 皆さんにもたくさんのハッピーなことがありますように~
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
そして私、panipopoは、大手ラッピング・包装資材の専門会社Cotta*さんと提携を結んで、月に2回このブログには載せないレシピを掲載しています。 素敵なラッピングなどやお菓子作りには欠かせない容器や材料が揃っている会社ですが、私もよくブログで使ってます。
今回は、メリメロ・パルフェです。 メリメロはフランス語で『ごちゃ混ぜ』、そしてパルフェは極上滑らかアイスクリーム。いろんな素材を基本のアイスに混ぜるだけで、違ったフレーバーが楽しめるよ。ぜひ見に行ってね!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
やっと見積書が全部揃った~!これで、いろいろと比較して月曜日に銀行に来てもらって...これからが正念場。今まではペーパーの上のことだけで考えて来たことが、形になるのか、ならないのか。なって欲しいよ、だってここまで来たんだもの。
そんなわけで、暑い中、また数字とにらめっこ。そして電卓叩いて、計算。
昨日は、4ヶ月のフランス田舎ライフで友達になったイギリス人夫婦からのメールが来た。日本に来てから、私は全然メールする時間もなくて、その文面を読んで本当にうれしい気持ちになった。「2月に知り合って、短い間の付き合いだったけれど、あなたたちを古くからの良い友達のように思っている。何をして頑張っているのか、知りたいからぜひぜひ連絡を下さい。応援しています」と書かれてあった。私たち、ほんとに筆不精で...不義理をしている方々、まことにすみません!
こうやって、懐かしくフランスの生活ぶりが思い出させるけれど、日本も捨てたもんじゃないよ。
本当にそう思える。だって、何よりも人が温かい。ホッと出来る。
私は見かけは日本人だけれど、中身はもうコスモポリタンだから、案外とスパスパ物事をダイレクトに言ってしまうし、意見ははっきりと。そんなギャップがあっても、ナイスにくるりとくるんでくれる人が周りには多い。
みんな大人なんだね、日本人は。
昨日、あることを終えてホっとしたら、今度はまた似たようなことの打診が。ひとつの良いことが次の良いことを運んで来たみたい。シンクロニシティー。
どうなるかは分からないけれど、ひとつずつこなして行くこと。それしかないね、身はひとつ。
暑いから、ちょっとスローだけれどさ...