ありがとう、Anna!
フィジーで3番目に大きな島、タベウニ島。そこに5泊して、このガーデン・アイランドと呼ばれる緑濃い島をほんの少し垣間見ることができた。泊ったのは、パラダイス・タベウニ。オーストラリア人の家族が経営する小さなリゾートで、素晴らしいホテルだった。 旅の疲れか ...
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フィジーで3番目に大きな島、タベウニ島。そこに5泊して、このガーデン・アイランドと呼ばれる緑濃い島をほんの少し垣間見ることができた。泊ったのは、パラダイス・タベウニ。オーストラリア人の家族が経営する小さなリゾートで、素晴らしいホテルだった。
旅の疲れか、ノロウィルスにやられ、胃腸炎になった私。気付いたのはダイビング中。あれはパニクった!咳もこのときから出ていた。それから2日ほどベッドに寝ていたけれど、とうとう退屈して、なんと雨降る中、リゾートのガイド、マケイリの案内で島南端にあるカナゼア(Kanacea)の村までのウォーキングツアーに参加した。それも雨の中。
黄色のレインコートと私は病気だったので、傘をホテルから借りて出発。一緒に宿泊していたリサとジョン、そして私たち夫婦とガイドのマイケリ。何もない舗装されてない道を歩く。
右は海、そして左側は果てしなく続くココナッツ畑。時折、人家やモスクがあったけれど、それだけ。私の体調を気遣うみんな。でも、体力だけは病気でもある私だから、歩くのは平気。
それよか、ヤシの木の大きな葉が雨風に打たれて出すリズミカルな音を耳にしながら水たまりをよけて歩くのは気持ちよかった。
カナゼアまで、約1時間半かかる。だいたい半分ぐらいの道程で、今はもう閉じたホテルの看板が見えて来た。
しばらく歩くと、マイケリが私の体調を心配してトヨタのピックアップをヒッチハイクして私たち5人は荷台に乗りこんで村の入り口まで運んでもらった。
ここから村に入る時の注意。よそ者である私たちは、危なくない人間たちですよっていう意味で、帽子も傘もさしてはいけない。そして、村人に敬意を払うためにSulu(スル= パレオ)を使って腰に巻きつけること。これは男女ともに。
雨の中、傘なしなのは病後の私にはちょっと辛かった。それもかなり強い雨。でも、フィジーは公的には19世紀の後半まで、普通に人食いがあった国。今でも村々には酋長さんがいて、村を治めている。掟は掟、雨が降ろうが槍が降ろうが、守らなくてはいけない。
アボカドの大木には花と実がつき始めていた。
人家を通り過ぎて、村の真ん中にはカトリック教会が。その日は日曜だったから、村人たちはほとんど教会へ。ここの入り口で、アンナに出会った。
背の高い眼のくりくりした人懐っこい笑顔の女の子。年を聞いてみたら11歳。着古したキティちゃんの模様がついたワンピ姿。もう何回も洗われて、生地がすっかりと薄く疲れた状態のワンピースを着ていた。足は素足。よく見ると、ワンピのウエストの部分が生地が擦り切れて、小さな穴がところどころ後ろ側に開いていた。
嬉々としてついて来るアンナ。いかにも私たちと一緒に来るのがうれしいみたいな最高の笑顔を何度も向けてくれる。
私たちが行ったのは、村を抜けて海岸。ここからタベウニ最南端が見える。風雨で、立ってるのも辛いし、歩くのは岩場でツルツル滑って危ない。それを見てとったのか、少女のアンナが途中から私の手を取った。なんの躊躇もなく、当たり前のようにしっかりと私の手を掴んで、自分は岩場の水溜りだろうが、草がボウボウと生えて痛そうなところだろうが素足で立ち、私をより安全な場所へと導いてくれるのだ。
それも厚かましくなく、遠慮がちに...その優しさが伝わって来て、何回もありがとうとつぶやく私。そうすると、彼女は白い歯を見せて気持ち良く笑ってくれた。
こんな状態で、マイケリの説明が風に飛ばされて聞こえない。また引き返す私たち。そして、私の傍らにはいつもアンナがいて介添えしてくれた。
paniヴァンが見つけた海辺のカエル。荒れる海を見つめている感じ。
海辺のサンゴ礁の残骸で出来たビーチに私が貝殻を見つけて拾ったら、アンナがニコって笑って、「うちに来て。ステキな貝殻があるの。あげるわよ」って言って来た。
ガイドのマイケリはこのアンナの家族と知り合いであった。
フィジーの人たちは人が良い。見ていて、その優しさや素直な心がダイレクトに伝わって来る人が、まだまだ田舎には多い。
この村は発電機で電気を起こしている。つまり電気も何もかも、みんなで分かち合う。
今度はメソジスト教会の前を通り過ぎた。教会の開会を知らせるタムタムを鳴らす村の長老。参列する村人たちはみな笑顔。
レモンの木もあった。そしてアンナのうちに着いた。つつましい家だ。中から嬉々として持って来た貝殻が3個。大きな美しいコーリーシェル2個と可愛い白い小さな巻貝がひとつ。真っ先に私にこの小さな巻貝をプレゼントしてくれた。そしてあと2つはそれぞれジョンとリサに。
何か私たちもあげたいけれど、私のバックパックに入っていたのは、食べかけの大豆飴の袋とボールペンだけ。それも黒の普通のボールペン。食べかけ+使用したもので失礼だけれど、真心で。贈り物を期待してなかったアンナはこれまた喜んでくれた。唯一、バッグを持っていたのは私だけ。きっとジョンとリサも何かこの心の美しい天使にあげたかったと思う☆
大豆飴なんてレトロな日本の飴を果たして気に入ってくれるのかと思ったら、これ好きよ!って言ってくれた。そして、たまたま私たちを送って行く道に立つ家に向かったと思ったら、彼女の叔母さんと小さないとこたちが戸口に立っていた。彼女たちにも「おいしい飴よ」ってちゃんとシェアできるアンナ。確か、あの袋には7個も入ってなかったはず。それも喜びながら、キャンディをあげに行った彼女に感動。全然、、自己チューじゃない。彼女を見ていると、全身からハッピーエネルギーが溢れてた!
このころには、アンナもすっかりと濡れてしまい寒さで震えていた。それを見たリサがアンナを抱きしめる。写真のアンナはウィンクしているのではなくて、雨粒が目の中に入ってしまったから。
そして、レインコートを開いたリサが濡れているアンナを中に入れて一緒に歩いた。それを見てジ~ンと来た私。雨に濡れて寒いのに心はホッコリと温かくなった。
こうやっておこないで優しさや見返りを期待しない温かさを持てたら、どんなにステキだろう。病気ですっかりトゲトゲ+クサクサしていた私の気持ちを雨と共にこのアンナとリサがすっかりと溶かして温めてくれた。
村の外れまで、裸足で全身ぬれネズミになりながら、送ってくれたアンナ。とっても楽しそうなのが、感動的。私たち4人はこの裸足の天使にすっかりと魅了されてしまってた。
願わくば、いつまでもその美しい笑顔と心を持ち続けてね☆ そして、私に愛を分かち合ってくれて、どうもありがとう!!!私もあなたみたいな人間になりたいと思いました。
無償の喜びや愛を11歳の少女に習った日。
ランキングに参加しています。お手数ですが、応援クリック(↓のバナーをそれぞれ)をポチっとしてくださるとうれしいです。これが私のブログへの評価と考えてますので、お手数ですがサポートをよろしくお願いしますね~☆ いつも、どうもありがとう~!
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そして私、panipopoは、大手ラッピング・包装資材の専門会社Cotta*さんと提携を結んで、月に2回このブログには載せないレシピを掲載しています。 素敵なラッピングなどやお菓子作りには欠かせない容器や材料が揃っている会社ですが、私もよくブログで使ってます。
今回は、パンプキンスフレチーズケーキです。しっとりふんわり、焼きたてのアツアツがおいしいの。見に行ってみてね!ありがとう。
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お知らせがあります。それはMOREで。
そして、今回、新しくpanipopo掲示板を設けました。こちらに私たちのブログのレシピで作ってくれたお菓子や料理の数々を書いてくれるとうれしいです。私の夢のためにみんなの記録がきっと役に立つと思ってます。画像も載せられるので、ぜひご利用くださいね。お手数ですが、よろしくお願いします☆
panipopo作りましたレポート掲示板
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旅の疲れか、ノロウィルスにやられ、胃腸炎になった私。気付いたのはダイビング中。あれはパニクった!咳もこのときから出ていた。それから2日ほどベッドに寝ていたけれど、とうとう退屈して、なんと雨降る中、リゾートのガイド、マケイリの案内で島南端にあるカナゼア(Kanacea)の村までのウォーキングツアーに参加した。それも雨の中。
黄色のレインコートと私は病気だったので、傘をホテルから借りて出発。一緒に宿泊していたリサとジョン、そして私たち夫婦とガイドのマイケリ。何もない舗装されてない道を歩く。
右は海、そして左側は果てしなく続くココナッツ畑。時折、人家やモスクがあったけれど、それだけ。私の体調を気遣うみんな。でも、体力だけは病気でもある私だから、歩くのは平気。
それよか、ヤシの木の大きな葉が雨風に打たれて出すリズミカルな音を耳にしながら水たまりをよけて歩くのは気持ちよかった。
カナゼアまで、約1時間半かかる。だいたい半分ぐらいの道程で、今はもう閉じたホテルの看板が見えて来た。
しばらく歩くと、マイケリが私の体調を心配してトヨタのピックアップをヒッチハイクして私たち5人は荷台に乗りこんで村の入り口まで運んでもらった。
ここから村に入る時の注意。よそ者である私たちは、危なくない人間たちですよっていう意味で、帽子も傘もさしてはいけない。そして、村人に敬意を払うためにSulu(スル= パレオ)を使って腰に巻きつけること。これは男女ともに。
雨の中、傘なしなのは病後の私にはちょっと辛かった。それもかなり強い雨。でも、フィジーは公的には19世紀の後半まで、普通に人食いがあった国。今でも村々には酋長さんがいて、村を治めている。掟は掟、雨が降ろうが槍が降ろうが、守らなくてはいけない。
アボカドの大木には花と実がつき始めていた。
人家を通り過ぎて、村の真ん中にはカトリック教会が。その日は日曜だったから、村人たちはほとんど教会へ。ここの入り口で、アンナに出会った。
背の高い眼のくりくりした人懐っこい笑顔の女の子。年を聞いてみたら11歳。着古したキティちゃんの模様がついたワンピ姿。もう何回も洗われて、生地がすっかりと薄く疲れた状態のワンピースを着ていた。足は素足。よく見ると、ワンピのウエストの部分が生地が擦り切れて、小さな穴がところどころ後ろ側に開いていた。
嬉々としてついて来るアンナ。いかにも私たちと一緒に来るのがうれしいみたいな最高の笑顔を何度も向けてくれる。
私たちが行ったのは、村を抜けて海岸。ここからタベウニ最南端が見える。風雨で、立ってるのも辛いし、歩くのは岩場でツルツル滑って危ない。それを見てとったのか、少女のアンナが途中から私の手を取った。なんの躊躇もなく、当たり前のようにしっかりと私の手を掴んで、自分は岩場の水溜りだろうが、草がボウボウと生えて痛そうなところだろうが素足で立ち、私をより安全な場所へと導いてくれるのだ。
それも厚かましくなく、遠慮がちに...その優しさが伝わって来て、何回もありがとうとつぶやく私。そうすると、彼女は白い歯を見せて気持ち良く笑ってくれた。
こんな状態で、マイケリの説明が風に飛ばされて聞こえない。また引き返す私たち。そして、私の傍らにはいつもアンナがいて介添えしてくれた。
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海辺のサンゴ礁の残骸で出来たビーチに私が貝殻を見つけて拾ったら、アンナがニコって笑って、「うちに来て。ステキな貝殻があるの。あげるわよ」って言って来た。
ガイドのマイケリはこのアンナの家族と知り合いであった。
フィジーの人たちは人が良い。見ていて、その優しさや素直な心がダイレクトに伝わって来る人が、まだまだ田舎には多い。
この村は発電機で電気を起こしている。つまり電気も何もかも、みんなで分かち合う。
今度はメソジスト教会の前を通り過ぎた。教会の開会を知らせるタムタムを鳴らす村の長老。参列する村人たちはみな笑顔。
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何か私たちもあげたいけれど、私のバックパックに入っていたのは、食べかけの大豆飴の袋とボールペンだけ。それも黒の普通のボールペン。食べかけ+使用したもので失礼だけれど、真心で。贈り物を期待してなかったアンナはこれまた喜んでくれた。唯一、バッグを持っていたのは私だけ。きっとジョンとリサも何かこの心の美しい天使にあげたかったと思う☆
大豆飴なんてレトロな日本の飴を果たして気に入ってくれるのかと思ったら、これ好きよ!って言ってくれた。そして、たまたま私たちを送って行く道に立つ家に向かったと思ったら、彼女の叔母さんと小さないとこたちが戸口に立っていた。彼女たちにも「おいしい飴よ」ってちゃんとシェアできるアンナ。確か、あの袋には7個も入ってなかったはず。それも喜びながら、キャンディをあげに行った彼女に感動。全然、、自己チューじゃない。彼女を見ていると、全身からハッピーエネルギーが溢れてた!
このころには、アンナもすっかりと濡れてしまい寒さで震えていた。それを見たリサがアンナを抱きしめる。写真のアンナはウィンクしているのではなくて、雨粒が目の中に入ってしまったから。
そして、レインコートを開いたリサが濡れているアンナを中に入れて一緒に歩いた。それを見てジ~ンと来た私。雨に濡れて寒いのに心はホッコリと温かくなった。
こうやっておこないで優しさや見返りを期待しない温かさを持てたら、どんなにステキだろう。病気ですっかりトゲトゲ+クサクサしていた私の気持ちを雨と共にこのアンナとリサがすっかりと溶かして温めてくれた。
村の外れまで、裸足で全身ぬれネズミになりながら、送ってくれたアンナ。とっても楽しそうなのが、感動的。私たち4人はこの裸足の天使にすっかりと魅了されてしまってた。
願わくば、いつまでもその美しい笑顔と心を持ち続けてね☆ そして、私に愛を分かち合ってくれて、どうもありがとう!!!私もあなたみたいな人間になりたいと思いました。
無償の喜びや愛を11歳の少女に習った日。
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今回は、パンプキンスフレチーズケーキです。しっとりふんわり、焼きたてのアツアツがおいしいの。見に行ってみてね!ありがとう。
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