W・ティー・オレンジケーキ♪(パウンドケーキの基本)
写真見て、「あれっ?カップケーキじゃない、話が違う!」って思わないでくださいね。カップで焼いてはいるけれど、パウンドケーキです。ダブルティーのパウンドケーキ。これにはティー(茶)と言われるものが2種入ってます。柚子茶とアールグレイ+ダージリン茶です。 ...
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写真見て、「あれっ?カップケーキじゃない、話が違う!」って思わないでくださいね。カップで焼いてはいるけれど、パウンドケーキです。ダブルティーのパウンドケーキ。これにはティー(茶)と言われるものが2種入ってます。柚子茶とアールグレイ+ダージリン茶です。
そして、パウンドケーキでもカトルカールでも同じものを指します。最初が英語で、後者がフランス語の違いだけ。つまりどちらも、4分の1ずつ材料(小麦粉、バター、卵、砂糖)が入っているのが基本。パウンドケーキは、何もパウンド型で焼くばかりが能ではないので、こんなふうに長ひょろい紙カップで焼いたり、あるいは大きなマフィンカップで焼くのも面白いですよ。
今日は、基本中の基本、パウンドケーキの美味しい作り方!と言っても、panipopo風は、材料の配合からしてちょっと違います。目の詰まった固いパウンドケーキはおいしいけれど、食感がイマイチ。どうせなら、しっとりとちょっと軽め+優しい甘さの充実したパウンドケーキを食べたいって思って作るpanipopo風パウンドケーキの作り方をお教えします。
見えるかな?全然固くなく、しっとりと柔らかめに仕上がります。キメ細かく、ふんわりと柔らかい味わいで、軽いのが特徴。中のオレンジ色は柚子茶と、オレンジピールと自家製でこぽんピールです。
パウンドケーキって作り方がシンプルで材料も基本的にはシンプル。しかし、作るときにただ混ぜるだけだと、硬い目が詰まったものが出来てしまいます。シンプルなケーキはこだわりを持つことがコツ。
コツの部分を赤文字で書きますので、よ~くポイントを押さえてくださいね!
W・ティー・オレンジケーキ :
<材料> 7.5x17.5x5cmの型2個分
無塩バター 125g (柔らかくしておく)
サワークリーム 25g (使う前30分に室温に戻す)
きび砂糖(グラニュー糖でも) 110g
柚子茶 30g (なかったら、オレンジマーマレードかはちみつでもOK)
卵 3個 (室温に戻しておく)
冷蔵庫から取り出してすぐに使いたいときには、ボウルに卵を入れて、60℃ぐらいのお湯を入れて、しばらく浸けておく。温かくなったものを使ってもOK。
アールグレイ+ダージリン茶葉 3g (ティーバッグを使うとよい)
薄力粉 150g
ベーキングパウダー 4g (薄力粉と一緒にふるっておく)
柑橘系のピール(何でもOK) 45g (刻んでおく)
コアントロー(グランマニエ、キルシュなどでもOK、入れなくてもいいです) 8g
180℃でオーブンに予熱を入れておく。必要だったら、型にバターや小麦粉をはたいて準備しておく。
<作り方>
① ボウルに柔らかいバターを入れて、ミキサーでよく練る。これに冷たさを取り除いたサワークリームを入れて、よく混ぜ合わせる。
最初のステップから卵を混ぜ合わせるまで、ミキサーを使うこと!イメージとしては、空気をたくさん含んだ、ふっくらとした白いふわふわのバター生地。
② 砂糖を入れて、混ぜ合わせる。しっかりと空気を含ませるような気持ちで、バターが白くもったりとするまで。(実際に空気を入れ込んでます)
③ これにここでは、柚子茶を混ぜる。
④ 卵をひとつずつミキサーで混ぜ込む。最後はサワークリームと柚子茶 の水分があるので、生地と分離するがOKです。
⑤ これにゴムべらで、コアントローと茶葉を混ぜ合わせる。
⑥ ふるっておいた粉類を振り入れて、しっかりと十分に混ぜ合わせる。
ベーキングパウダーが入った粉は泡だて器で混ぜても全然OK!ゴムべらではしっかりと混ぜ合わせられない時には、泡だて器を使ってもよい。かなり混ぜると、次第に生地がしっとりとツヤが出て、ツヤツヤして来る。
なぜ、小麦粉をしっかりと混ぜ込むのか!?
それはグルテン分を引き出すため。これが水分の多い生地をつなぎ合わせる役目をする。ミキサーで最初に十分に生地に空気を折り込んでいる+バーキングパウダーの力で、焼くと生地はよく膨らみます。なので、恐れずに混ぜてね!
⑦ 最後に刻んだオレンジピールを入れて、さっくりと混ぜ合わせる。
このツヤツヤっとした生地が見えるかな!? こうなると、おいしいケーキが出来ますよ。
⑧ 型に生地を流し込んで、予熱を入れておいたオーブンでパウンド型を使うなら40分ほど焼く。マフィンカップ(大きなサイズ)なら30分ちょっとでチェックを入れてみる。
パウンド型を使うのなら、焼成10分過ぎに縦長にナイフで生地に切れ込みを入れてやるときれいな裂け目が出来る。 マフィンカップだったら、何もしなくてもOKです。
*** panipopo風パウンドケーキのポイント:
室温に戻した材料を使うこと。
ミキサーで卵まできちんと混ぜ合わせて、空気を入れ込むこと。
ベーキングパウダーを入れた粉類は、よく混ぜ合わせて、グルテン分を引き出してあげること。
*** はちみつは、ツヤとしっとり感を出す。しかし、焦げ目がつきやすいので注意。
*** サワークリームは軽い食感としっとり感を出す。
普通のレシピで作るときにも、ぜひよく材料(バターから卵まで)を混ぜ合わせて、空気を入れ込むのがポイントです。
ちょっととしたコツを。もし私みたいにひょろ長い型を使う場合は、絞り袋を使うのが便利。こうするときれいに生地を入れられます。知っていると思うけれど、絞り袋の下の部分は口金の中に入れ込んでおくと、生地を入れる時に流れ出しません。
紙から取り出して...作った直後でも、すんごくおいしい!
これは、レシピを教えたくないほど、おいしかったです☆ やはりポイントは純正のおいしい柚子茶を使うこと。柚子茶は、抹茶と同じでピンからキリまであります。ない場合ははちみつでOK。
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*** 作ってくれましたレポートです。
読者のそらちゃんのママさんが、抹茶のクロッカンを作ってくれました。サクサクと美味しく出来て、大満足だったらしいです。作ってくださって、ありがとう!
千彩さんが、ガトーショコラパヴェをオレンジピールの代わりに耳自家製の胡桃のプラリネで作ってくれたそうです。とってもおいしく出来て、なによりですね☆ これからもよろしくお願いします。
『フルーツ大好き♪』のくだもさんが、緑茶Cocoサブレを作ってくれました。くだもさんのも、とってもおいしそうに出来ていて、抹茶のことについても詳しく書かれてます。私、知りたかったことが、くだもさんのおかげで知ることが出来ました。どうもありがとう!
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コルドンの初級コースは伝統菓子やクラッシックなフランス菓子が多かった。担任は私たちが最後の教え子で、停年退職するB先生だった。つけたあだ名が「おじいちゃん先生」。四角い顔と太い眉毛と威厳のある態度が、とっても怖くて職人気質の正確な仕事ぶりが、とっても美しい先生だった。
最初には焼き菓子ばかり。それも、つまらないものだ。シンプル過ぎて... なんて思ってたら!
これがね、実際一番難しいクラスだったよ。シンプルだからこそ、すぐに手際の良さや作り方の良しあしが出る。最初は全然ダメだった。簡単なのに、おいしくできないの。そこそこには出来たけれど、飛び切りおいしいのはできなかった。おじいちゃん先生とは大違い!
ちゃんとデモを見て、コツを習ってノートを取ってそれからの実技。でもダメ。やはり簡単なことは実力が出る!初級クラスは中ぐらいの成績で終わったのもなんだかうなずける。焼き菓子はここで、すっかりと嫌いになった。
これが、皮肉なことに中級クラスが終わって特別研修で3ヶ月ちょっと働いたプラザ・アテネですっかりと変わってしまった。なんと、私の仕事は下地のアパレイユから、焼成までの責任を持つ焼き菓子作り、様々なタルトのデコからプチフール作り、大きなミルフォイユ(ミルフィーユ)を作ることなどなど。毎日、これの繰り返し。特に午後のティータイムの焼き菓子担当は私の責任だったので、ここで一からお勉強のやり直し。
そして、皮肉なことにさんざ避けて通って来たこの焼き菓子作り。お菓子便をすることになって、なんと焼き菓子とコンフィズリーばっかり作る日々。やはりちゃんと廻って来るんだね。避けて来たことが戻って来る日が... 爆笑! で、おいしいものが出来るとうれしくなって自信に繋がる。また、いろんな人からメールやブログで、おいしかった!って言われるとうれしいね☆
今度は早くもリピしてくれる方々が出て来た!それとアメリカや新しくオセアニア圏からも。EMS便はバカにならない値段で、お菓子よりも郵便代の方がたぶん高いと思う。でも、これは私の励みになってる!
だいぶお菓子便の要領が分かって来て、だんだんとスムーズに行くようになった。また新しくストアを開けて注文が入ったことを知ったpaniヴァンはな顔。うちでの夜のお菓子工場が気に入らないの、この方。その割には昨夜も手伝ってくれるから、おかしいけれど!
そしてあることを言って来た。
ここでのフランス人友のTが、私に彼のレストランの厨房を使っていいと言ってるって。
だから、それだったら便利だよね、って。
ついでに新しくフランス人のシェフが来るから、一緒に仕事したらどう?
パティシエとして働いてみないかって、だってよ。
今度は私が、な顔になった。
いや~!厨房を無料で使わせてくれるのはうれしいけれど、でも... ね。パティシエとして働くのは... 今は忙しいから、6月から9月まで、それも時間も...なんて言ってたら、paniヴァンがひとこと。
I know you so well! よ~くわかってるさ!
このあとに続いたのは、「つまりパートタイムで自分の好きな時に働きたいんだろ!?ダメダメ!」だって。よ~く私のことをおわかりで...
paniヴァンの静かな夜のひとときは、こうやって壊れて行くのである...
でも、今度T君に会ったら、私のマカロンとお菓子を置いてくれないかどうか聞いてみよう☆ Tは、私のお菓子のファンでもあるから、置いてくれるに違いないけれど。実際に彼に遠まわしにビジネスを勧められたことが何度も。いや、こんなことしたら、忙しくなるから止めとこか~!
*** 2日分溜まったコメレス、今晩させていただきます。それと、新しく注文してくださった方々へのお返事は今晩から明日にかけてしますね。すみませんが、少しお待ちください☆
そして私、panipopoは、3月から、大手ラッピング・包装資材の専門会社Cotta*さんと提携を結んで、月に2回このブログには載せないレシピを掲載することになりました。 素敵なラッピングなどやお菓子作りには欠かせない容器や材料が揃っているので、ぜひどうぞ!
今回はフランボワーズといちごのプチ・ガトー・イン・ザ・カップ です☆ 見に行ってみてね!ありがとう。