いちじくのパン・ド・セーグル(自家製酵母)♪
日曜日の深夜に捏ねたパンを日曜の朝に焼いてみました。レーズンで作った自家製酵母での初パンは、私の大好きないちじくとクルミの入ったパン・ド・セーグルにすることに。これはライ麦粉が入ったパンで、レシピは高橋雅子さんの『自家製酵母のパン教室』を参考にしまし ...
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日曜日の深夜に捏ねたパンを日曜の朝に焼いてみました。レーズンで作った自家製酵母での初パンは、私の大好きないちじくとクルミの入ったパン・ド・セーグルにすることに。これはライ麦粉が入ったパンで、レシピは高橋雅子さんの『自家製酵母のパン教室』を参考にしました。
入っているものは、準強力粉、ライ麦粉、塩、はちみつ、酵母、水、そしてくるみといちじく(ドライ)だけ。私の憧れのプジョーラン(パリの有名なパン屋さんだった)の店のいちじくのパン・ド・セーグルが理想だけれど、あんなふうにはならないよな、って思いながら捏ね捏ね。朝の1時半ごろ。私が捏ねているころ、外では例のデモ(韓国だから、まだデモが続いている。もう収拾がつかないぐらいにエキサイトしているの=夜だけキャンドルライトのデモを毎晩するが、週末は大規模)が繰り広がり、右翼の街宣車のような騒々しい感じでうちの前の通りを大旗を振りつつ行進していくデモ隊を朝のそんな時間に眺めながらの仕事。
その生地をボウルに入れてラップをかけて、朝まで室温で第一次発酵をさせました。
この自家製酵母で作ったパン種、とっても香りがいいの。発酵が終わったときに取り出したパン生地はもうすでにおいしさを確約している匂いを発散させていて...本の通りに成形して、親切な都会のねずみさんがわざわざ、日本から送ってくれたパンマットを初使用して第二発酵をさせました。
で、焼き上がり...きちんといい具合に膨らんで、焼けている~!たまらない香り☆
この表面の粉はライ麦粉。もう食べたい~!って、思って、アラ熱が取れたところをガブリと行く前に...
もう1枚の写真を撮って、いただきます~♪ 一口、食べたら、今まで自分で作ってきたパンの中で一番おいしい味のパンだったの。表面はパリって、中は柔らかいけれど、噛み応えもある。プジョーランのパンはもっと噛み応えがあって、あごが丈夫じゃないとダメぐらいなんだけれど...肝心の味は素晴らしかった~!ってまた自画自賛だけれど、うちの夫が驚いた味だったから、太鼓判は押せると思うの。ちょっとでもまずいと手をつけてくれない味のプロだから。2人で一気に1個ずつ食べてしまいました。ああ、おいしかった...自家製酵母のパンの味は、ルヴァンのパンを焼くパリのミュロ(Mullot)でよく買いに行って、そのおいしさは知ってたけど、でもそれはプロの味だと思っていた。
でも、まったくの素人でも、それには及ばないけれど、ちょっとは近いものが出来るのね、って改めて自家製酵母の素晴らしさを認識しました。
こんな自家製酵母を作る、いや、パン作りのきっかけとなったのは憧れのパンを焼く私のパンの師匠(見ているだけで勉強になる)、michoumamaのおかげ。彼女がいなかったら、自分でパンを焼こうなんて気にもならなかったもの。そして、自家製酵母を作って次々とパンを作っているricoさんやside☆ちゃんや、これまた立派なパンを焼くエミリオちゃん、そして一緒に頑張って酵母作りをしてパンを焼いているmoe☆ちゃんなどの影響が大きかったからだと思います。最後にもっとも強力な私の自家製酵母のコンサルタントを務めてくれたみなみちゃんに助けられ、そしてそのパン作りの熱意にほれ込んだ私は、これまた優しいおいしそうなパンを焼くバブちゃんやちーちゃんにも影響されて、パン作りを始まったわけなんです。
何回も書いたけれど、学校でパン作りでは落ちこぼれだと思っていたから、学校を卒業以来、実に7年間、パンを焼いたことがなかったの。あっ、でもクロワッサンは何度かあるけれど...
だから、ブログの威力+影響って大きいな、って思いました。全然ダメだと信じ込んで来たことを変えさせてくれる力があるから、すごいです。昨日はうれしくて、そしておいしいパンを焼けたことが最高にうれしくて、みんなに感謝したい気持ちになりました。もちろん、他のブロガーさんたちにも料理や写真、お菓子、子育て(成長を見るのは楽しい☆し、なんと言っても可愛いよ)、そして日記やインスピレーション、イラスト、猫のこと、はたまたガーデニングとかいろんなことを学べるのが最高~!そしてブログをお持ちでない方とも、コメントを通じて仲良くなれるのは、とってもうれしいこと。+
そして、何よりもうれしかったのは、ある友だち(韓国人)が、このパン・ド・セーグルを食べておいしいって言ってくれたこと。彼女は韓国人だし(ってレッテルを貼っているわけではないけれど、韓国人は食べ物に対して、とっても保守的だから)、菓子パン系が多い韓国のパンを食べ慣れている彼女が、フランスのパンをおいしいと思うのかどうか、心配だったの。だからこれを昨日、他の友だちを介して聞いたのは、とってもハッピーなことでした♪
って書いたら、その友だちから今朝、メールが来て、こんな感想が書いてありました。
『(韓国人のOOOさんは)ただ美味しいって単純に言っただけではないんだ。外側の白い粉のこと。パンの中の色が濃いこと。外側の固さと中のしっとりの食感。これらのひとつずつのすべてが特別で、とっても美味しくって、素敵で大好きだよ言ったんだ。』
こんな、ステキ(ごめんね~、月並みで...私は形容詞の持ち数が少ないの... )な感想をもらったのは、久しぶり。なので、本当に自分でもとってもうれしかったです(また、もう月並みな言葉しか出てこないよ... )。人においしい、って言われるのは最高~☆
皆さん、自家製酵母はお勧めですよ~!とってもおいしいパンが焼けます。
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