ローズ・トリュフ
冬にはチョコレート♪ バレンタインも近いし、手作りチョコレートもおいしいということで、丸めて作れるトリュフを紹介します。私が作ったのはガナッシュ(いわゆる、生チョコの部分)をテンパリングさせたチョコレートでくるんだのをココアで包んだものです。が、これ ...
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冬にはチョコレート♪ バレンタインも近いし、手作りチョコレートもおいしいということで、丸めて作れるトリュフを紹介します。私が作ったのはガナッシュ(いわゆる、生チョコの部分)をテンパリングさせたチョコレートでくるんだのをココアで包んだものです。が、これはちょっと面倒なので、ガナッシュをそのままココアでまぶす方法が初心者にはお勧めです。これはいわゆる生チョコですね。生チョコは作るのもカンタンなので挑戦してみてね。
生チョコは、日持ちがしないので早めに食べきることをお勧めします。テンパリングしたチョコレートでくるめば、2週間(冬場)は持ちます。でもガナッシュの入ったチョコは生き物。味も少しずつ変化して行きます。
ガナッシュはいろんな味をつけることが出来るので、自分の好みの味ができるのが魅力です。例えば、リキュール、オレンジ(オレンジの皮を使って)、ラベンダー、ピンクのコショウ、タイム、シナモン、レモン、しょうが、紅茶などなど、様々。私は今回、バラの花びらを乾燥させたダマスクローズとローズウォーターを使って味をつけました。
ローズの効能はここを参照してくださいね。
ただチョコレートは味が濃厚なので、それに負けないだけの量の材料を入れなくちゃいけません。例えば、紅茶のアールグレイだと16gぐらい、オレンジの皮だったら2個分とかです。またガナッシュのチョコレートはなんでもかまいませんが、大人や男性向けにするのなら、やはりダークチョコがお勧めです。つまり、カカオマス60%以上は欲しいですね。その方が健康にもいいですよ。ミルクチョコは混ざり物や糖分が多いのです。ダークチョコレートの効能はここを見てくださいね。このレシピで、だいたい30個近くのトリュフが出来ます。
ビニルの使い捨ての手袋があると、手が汚くならないで便利ですよ。
ローズ・トリュフ :
ガナッシュはそのままのプレーンでも充分においしいです。大事なポイントは品質の良いチョコレートを使うこと。これだけ。ココアも然りです。せめてバン・ホーテンのココアを使ってくださいね。
<材料>
ダークチョコレート 200g (刻んでおく)
生クリーム 250g
グルコース 25g (ないときは水あめでOK)
無塩バター 50g (室温で柔らかくしておく)
(オプションで: ダマスクローズのつぼみ 10個 と ローズウォーター 適宜)
<作り方>
ローズ味にする場合には、鍋に生クリームとバラのつぼみを入れて、ふたをして冷蔵庫で一晩置いておく。ガナッシュを作る2時間前には室温で置いておく。
バットか天板にペーパーを広げ、絞り袋に8番の丸口金を付けておく。
① 清潔で乾いたボウルに刻んだチョコレートを入れる。鍋に入れた生クリームにグルコース(水あめ)を入れて、弱火にかけて沸騰直前まで沸かす。ローズでフレーバーをつけるときにはふたをしたまましばらく置いて、香りをつける。
② 熱い生クリーム(ローズは漉しておく)をチョコレートのボウルに入れて、しばらくそのまま置く。木ベラで同じ方向に混ぜて、チョコレートを溶かす。
もしプレーンの場合は、好みのリキュール、例えばコアントローとかカルア、ベイリーズなどを大さじ1をこのとき混ぜてもOKです。
③ 粗熱が取れたら、柔らかいバターを入れて混ぜる。(ローズフレーバーのときはここで、ローズウォーターを適宜混ぜる)
④ ボウルの側面をきれいにして、冷蔵庫で冷やす。
⑤ 固くなったら、絞り袋に入れて、適当な大きさに絞る。スプーンですくっても良い。
⑥ これを手袋をした手で丸める。溶けて丸めにくくなったら、冷蔵庫で休ませてね。
⑦ 数時間、成形したガナッシュを冷蔵庫でよく休ませる。
⑧ ココアをバットに入れておく。これに次々と冷えたガナッシュを入れて、ゆっくりとバットをゆする。そうすると手を使わずにガナッシュにココアがまんべんなくまぶされます。
⑨ 手早くふるいに入れて余分なココアを落とす。ガナッシュが溶けないようにね。これで生チョコのトリュフの出来上がり!
テンパリングしたチョコでコーティングした後でココアでまぶすときには、2人でやった方が効率がいいです。実際、私も夫を助手に仕立てました。次回はチョコレートのテンパリングの仕方と、テンパリングしたチョコレートを使っての3種類のカンタンなチョコレートのスウィーツを紹介します。
出来た生チョコ トリュフは冷蔵庫か、寒い場所に保管してくださいね。そしてなるべく早く食べきることをお勧めします。
これが、そのダマスクローズのつぼみと、ローズウォーターです。ローズウォーターの方はクオカさんから注文したものです。
私の以前の夢はジョニー・ディップ主演のChocolatという映画を見て、Chocolatier(チョコレート屋さん)を開くことでした。つい最近は、パリで毎年開かれるSalon du Chocolatが開催されてました。パリに住んでいた4年間は、毎年このチョコレート展に通って、したたかな量のチョコレートを食べていたものです。有名なシェフがデモをしてくれるので、それも楽しみでした。ここで食べたチョコレートのフレーバーの数々に刺激されて、よくうちでガナッシュの研究をしてました。
今年のサロン・ド・ショコラには、Maison du Chocolatの主任シェフになったジル・マーシャル氏が出ていたようですが、このシェフにはプラザアテネ時代にお世話になりました。よく笑いながら、いじめられながら鍛えられて。。。典型的なフランス人のシェフです。素晴らしい腕前のシェフです。ケーブル放送のフランス語のTVで、彼の姿を見て、やはり私はいつの日かチョコレート屋さん+サロン・ド・テ(お茶屋さん)を開きたいと改めて思いました。そして自分のお菓子の本もね♪ 夢は大きい方がいいので、ここで宣言しておきたいです。まだまだ当分、修行が必要ですけどね
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