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あまり期待もせずに見に行こうと思っていたインド・ラージャスターン州のウダイプルにあるシティ・パレス博物館は、予想外に素晴らしかった。次々に目が奪われて1時間しか時間がなかったので、大急ぎで見学しなくてはならないのが残念なこと。夢の中のような、美しい宮殿という印象があった。

今でもこのシティパレスの一部にマハーラーナー(武王)の家族が住んでいる。初めて知ったのだけれど、ウダイプルのメーワール王朝の歴代王様たちはインド共和国発足まで、その独立を守り通したので、マハーラーナーと呼ばれ、マハラジャ(藩王)とは区別されるとのことでした。

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正面の門には番兵のようなガードマンのような人がたくさんいて、車両のチェックをしていた。ここの宮殿も大きい。

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ステキなショップもたくさん並んでいたのだけれど、時間がなくて素通り。そしてまっすぐに博物館へと入って行った。左上の写真は近年の歴代マハーラーナーたち。右端が現在のマハーラーナー。

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博物館の入り口。このおじいさんの口髭がとても立派でした。ドイツからの観光客が彼の写真を撮っていましたよ~!

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入口から入ると、こんな精密なモザイク(色ガラス、七宝焼き、タイルから出来ている)があって、よく見たら真ん中の神様がガネーシャ。下の部分のタイルが右側上のもの。ヒンドゥー教の神様たちが焼かれたタイル。よく出来ているの。

昔の騎士たちの武具と馬の装具。馬なのにゾウの姿になっている。昔はこれで、自分の偉大さを誇示したらしい。インドなので、ゾウに乗って戦うことが無敵というわけだったそうです。(ちょこっとフランス語の説明を聞いた=みんな、ガイドを付けて歩いていたのだけれど、私たちは時間がなかったし、写真をちょこちょこと取るのでパス)

ちゃんと部屋の一室に噴水もある。

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遠くから見ると、こんなふうに噴水の奥に謁見室(?)みたいなお部屋が。

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この小部屋にはビックリ!この装飾は、ガラスと鏡と七宝焼きですべて、細部までモザイクで出来ているよ!!!あまりにも精巧なので、目がキラキラしたけれど凝視。これ、どれくらいの時間がかかるのだろう… たぶん信じられないぐらいの時間に違いない。

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ブルーの手描きタイルで出来た2階の中庭の部分。

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ここは、ウダイプルで初めての図書館。ここでメーワール王朝の物語が書かれたそう。年代物の扇風機がいい感じ。よく見えないけれど、後ろの陳列棚には、陶器のガネーシャが飾ってあります。

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2階の中庭から見えるのは、ピチョーラ湖に浮かぶレイクパレス・ホテル。手前の船でゲストたちは行き来するらしいですよ。荷物は別の船で。着いたら、ローズペタルが振りまかれ、王族のような接遇を受けるようです。羨ましい~!泊まってみたかった… いつか、ね☆

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陶器のタイルとガラスのバルコニーたち。

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ブルーのバルコニーが素敵!これは、すべてガラスを切って作ってあるの。こんなに細かい手作業、大変そう…昔なのによく作ったと、インド人の手先の器用さ(細密画を見てもそう思うけれど)に驚嘆!

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これまたフランス語のガイドを連れたカップルの後ろに付いて行って聞きかじったのは、この部屋はお妃のひとりの部屋で、部屋にブランコがある~!あまりにもきれいなのでうっとり。こんなブランコに乗ってみたい。

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中庭の壁はすべてモザイク。これもすごい!

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真珠の間。ステンドグラスと鏡でまばゆいばかり。

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廊下の壁はステンドグラス。これを外側から見ると、こんな感じ。

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七宝焼きとタイル、ガラス細工のモザイク。こまごまと美しい。くじゃくは七宝焼き。

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老人や幼児の部屋!?太陽王のようなモチーフで、マハーラーナーの顔。そして天井の模様も花模様の中心がマハーラーナー。なんとなくベルサイユ的。

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階下の中庭。

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先ほどの七宝焼きのクジャク。

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最後の部分はやはり老人と幼児の部屋のようだった。

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そして、陳列された品々のルーム。そして、一直線に並んだ部屋ごとのドアがすごい~!

最後の庭には、細密画を描く画家がいました。こんなふうに描いて行くのね…やはり下地から始まるのかと、納得。シヴァ神を描いていたみたいですね。

こんなふうになるのでしょうか。

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こちらはガネーシャですが、何か!?



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 長い写真の数々ですみません!ウダイプルのシティパレス博物館は、モザイク好き、緻密画好き、ガラス好きの私のツボにどっぷりとハマってしまった博物館だったの。時間が許せば、もっと長く見学して、ついでにピチョーラ湖クルーズに行ってから、このシティパレスでランチでも食べたかった~!少しでも、マハーラーナーの経営するシティパレスの一部のホテルレストランで優雅な時間を過ごせたら、と夢見ていたけれど、無理だったので、いつかの機会に。

この後は、長~いドライブになりました…前日のドライバーはしきりに飛ばすし、無理な追い越しをするので怖くてストレス溜まったのですが、1時間早く着いたの。笑 だけれど、ウダイプルからのドライバーは無理はせずにゆっくりと、No Problemの精神で、途中ストップも多くて、目的地に予定よりも3時間遅れで到着… 性格的にのんびりした人みたい。でも、きっとインド的にはこういう風にのんびりしていた方が、生き易いのかもね、と思いました。

私たちは旅の疲れと暑さ(クーラーが午後からは効かないぐらいに)で、後部座席でグッタリで、ひたすら禅修行。おかげで、待つ楽しみを学びましたとさ。

 別ブログは、3月7日に更新しました。新しい記事は、『イタリアンワインと春のディナー会。』です♪



 Sucre-en-RoseのHPは、 こちら3月2日に新しく更新しましたので、ぜひぜひ遊びに行ってね。3月いっぱいの限定メニュー、南仏マントンのレモン祭りの真っ最中ということで、【シトラス祭り】を掲載しました。よろしくお願い致します。


皆さんも最高に素敵な1日でありますように!!!