450126ac.jpg


paniヴァンにお願いして、シャロンティ(Charentais=シャロント・マリチーム地方)スタイルのエスカルゴを作ってもらうことにした。日本からの嫁は、ジビエはダメ、歯の付いた豚の頬肉もダメ、内臓系の料理もダメ、豚の血の混ざったソーセージもダメって、ダメ尽くし。そして、もちろんエスカルゴもダメ。

余談だけれど、この間の日曜日、お義父さんがガレージの台の上に射止めたリビエール(大きな野兎)をそのまま置いておいた。たまたま私がガレージに繋がるドアを開けた途端、その図が目の前に広がって、自分でもあきれるぐらいの叫び声が出た~!日曜日だから皆うちにいて、何事かと集まって来たよ...ねこ

事の顛末を知ったみんなは大笑い!この大きな野兎は、もちろんお義父さんがさばいて、お義母さんがこの間、モロッコ風のタジンでシチューを作った。クスクス添え。私?スパイスの効いたソース(トマトとなすと玉ねぎ)をかけてクスクスに乗せて食べただけ。だって、料理し始めのころ、この獣肉の臭さが漂って来て...もう食べられない。これはね、従妹とその子供たち、叔父さんや私以外のうちの家族のおなかに入ったよ。

で、昨日はお義父さんが仕事後にまたハンティングに出かけて、今度は野鳩を仕留めて来た。それをわざわざ手にぶら下げながら、うちの中に持って来た。お義母さんの「あんた、何そんなもの、うちの中に持って来て!」って感じのことを言ったら、私の固まる顔を見てニヤリって笑うお義父さん。

なので、日本の嫁のプライドとしては、苦手なものをひとつでも克服すること!

で、選んだのがエスカルゴ。これだったら、巻貝と一緒ね!?これを今回食べるのが私の使命っ!

このエスカルゴはこの地方では、カグイユって呼ばれていて、どこでもいるんだけれど多いのがやはり雨上がりのブドウ畑。お義父さんは雨が降ると、夏から秋にかけて早起きしてブドウ畑へ行く。そして、このガグイユをバケツ一杯取って来る。

215a9abb.jpg


このカグイユを特別なかごに入れて1週間そのまま絶食させるの。そして体内の不純物を出させるよ。これをよく洗って、フリーザーへ。

9d071a0f.jpg


フリーザーから取り出して解凍して、またよく洗って。他に必要な材料は、

2d9b71bd.jpg


こんな感じ。もちろん地方によっても作り方が違うし、その家庭によっても違って来るけれど、今日のpaniヴァンの選んだ食材。生のトマトはもうなくなってしまったので、ママンが作って保存しておいた自家製トマトソースで代用。それにローリエもタイムもうちの庭から取って来る。エシャロットもガーリックもおばあちゃんちから。白ワインは、別の従妹の夫がワインのシャトーを父親から受け継いで、そこで作ったワインを使ってるの。このソーセージは買ったものだけれど、こうやって見ると、自家製の材料や親戚からのものや、自然のものを使ってるね。この料理。

escargots5

まずはこのタジンの土鍋を引っ張り出して来て...

90ea00c1.jpg


1.サラダオイルを鍋に入れて熱してから、エシャロットやガーリックを炒めて、ソーセージを入れる。それからローリエとタイムを入れてさらに炒めて香りを出す。

2.これにエスカルゴを入れて、白ワインを入れて、ふたをして炒め煮する。

3.それからトマトソースを入れる。

4.ソースに火が通ったら、塩・胡椒で味を調えてまた煮込むと出来あがり。

付け合わせには、

7cf12e42.jpg


この土鍋で焼いたベビーポテトとガーリックとエシャロット。

22277cec.jpg


で、お皿に一応、乗せてみた。

25c9aa6f.jpg


これは昨日のランチのメインのメニュー。お義父さんがランチの時は一緒だから、いつもきちんと作るの。スープから始まって、軽い前菜(昨日はサラミとサラダ)、メイン、チーズ(いろんな種類ね)、デザートがあったらデザート、なかったらコーヒーで締めくくり。これがフランスの田舎のランチスタイルなのか、うちだけなのか!?

スープはね、なんと味噌汁を作ったよ。リーク、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもで野菜スープ仕立て。なんと、私は間違ってパリの日本食品店から「西京みそ」を買って来た(一番小さいサイズが欲しくて、よく見もしないでね)から、これでは甘過ぎる。だから、薄口しょうゆを入れて、出汁の素と一緒に味を調えたらおいしくなった。

78d47fde.jpg


で、いよいよ、私のエスカルゴ克服時間が来て...(大げさ!?) paniヴァンに1個は絶対食べるようにと念を押された。そのつもり満々の私!

さっそく、エスカルゴ用のフォークで中身を引き抜いてみた。

ほぇっ~!って叫ぶ私。なんと、かたつむりさん、やはり殻から出て来た形は渦巻き状で黒い!その渦巻きは無視して、やっと体の先の部分を切り取ったら...

paniヴァンが、「そこはさ、ウンOが溜まる場所だから食べるとやばいよ」なんて言うじゃないの。

お義父さんが、「お前(paniヴァンにね)、そんなことはないぞ!ちゃんと1週間以上絶食させてあるんだからな。大丈夫だ!(私にね)」なんて言って来たけれど、もう私の耳はその言葉を登録せずに、無視することにしたよ。

「はい、paniヴァン、どうぞ」って彼のお皿に全部乗せて、結局食べずじまい...jumee☆b

私はせっせとまたソーセージをつまみ、ソースを舐めて後はね、なんと!前日のかつ丼の残りを出してごはんと一緒に食べたアップロードファイル

実は義両親には案外と日本のものを時たま作って食べさせている私たち。日本のお米(って言っても、ヨーロッパで作られているんだけれど)、『みのり』のブランドの新米をパリで買って来たから、これを炊いたら義両親、とってもおいしいと食べた!みそ汁もクリア。あくまでも、スープ仕立てにすることがコツ!?野菜炒めも、いろんなスタイルをクリア。そして、とんかつと、とんかつソースもおいしいって。その翌日には、お義父さんとのランチにかつ丼を作ってみたら、これまた喜んで食べてくれた。

それなのに、この嫁はせっかく作ってくれるものが食べられないときが多い!なんとかならないか、私の肉に対する偏見...かお


cake みんな苦手な食べ物ってある!? 

お手数ですが、応援クリック(↓のバナーをそれぞれ)をポチっとしてくださるとうれしいです。苦手な物を克服しようという意気込みだけあるpanipopoのサポートをよろしくお願いしますね~☆ いつも、どうもありがとう~!


  ← クリック、いつもうれしいです☆ 


にほんブログ村 スイーツブログ 手作りお菓子(個人)へ ← よろしくお願いします!   


ninki-ranking  ← また、こちらもクリックしてくれて、ありがとう!

kuma-fall



+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

rainbow そして私、panipopoは、大手ラッピング・包装資材の専門会社Cotta*さんと提携を結んで、月に2回このブログには載せないレシピを掲載しています。 素敵なラッピングなどやお菓子作りには欠かせない容器や材料が揃っている会社ですが、私もよくブログで使ってます。

ラッピング、包装資材の種類が豊富【cotta*コッタ】通販サイト 

今回は、オレンジ・マーマレードのガトーショコラです。これは本当においしい自信作のガトー・ショコラなので、ぜひ作ってみてね!


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ぷーさん もう今日は写真だけ。ステキなスポットを見つけた!雨の日のある村で見かけたもの。

escargots11

窓のフレスコ画も楽しいけれど、下に何か...

699d1b14.jpg


流れる井戸。

escargots13

何気ない村の一角にステキな場所を見つけたよ。

まだまだパリの様子も、ここに来てから行った場所の案内も出来てないよ~!日本に行ったら、少しずつするね☆


今まで作って来たお菓子やパンのpanipopoオリジナルレシピ集です。下のアイコンをクリックするとレシピ集に飛びます。


pani-recipes



→ そして、今回、新しくpanipopo掲示板を設けました。こちらに私たちのブログのレシピで作ってくれたお菓子や料理の数々を書いてくれるとうれしいです。私の夢のためにみんなの記録がきっと役に立つと思ってます。画像も載せられるので、ぜひご利用くださいね。お手数ですが、よろしくお願いします☆ 

 panipopo作りましたレポート掲示板