a2dd3892.jpg


家庭菜園で残っていた熟する前のグリーンのトマトたち。先週のフランスのこの地方は寒さが続き、朝晩は最低気温がマイナス1℃というときがあった。もちろん霜も降りて、4日ぐらい毎日霜に地面が覆われてリンゴの実も、花梨の木も、そして周りの収穫の終わったブドウ畑の葉っぱたちも霜にやられた。もちろん家庭菜園の作物たちも。お義父さんの、たくさんあったグリーントマトがダメになることのボヤきを聞いたpaniヴァンが、このグリーントマトのコンフィチュールを作ることにしたの。

9b2963fb.jpg


イソイソと庭からトマトをバスケットいっぱいもぎって来たpaniヴァンが、さっそくトマトを水洗いした。義両親のうちでは化学肥料も一切の農薬も使わないまるっきりの自然栽培。うちで出て来る生ゴミのコンポストを冬の間、埋め込んでおくだけ。だから、野菜の味が濃い。実においしいの。そりゃ、虫食いの後があるけれど、この安心して食べられるおいしさには比べ物にならないと思う。でも、これも春から秋までだけれどね。

35b458a5.jpg


味は、メロンジャムのような、ルバーブジャムの酸味が強くないようなそんな味わい。あっさりとした甘さとかすかな酸味(ほとんど感じない程度)、そしてスパイスの味が活きた味。青臭い感じはなく、食べた義両親も私も、そしてpaniヴァンの友達夫婦も好きな味。パンにつけていくらでも食べられちゃう!商品ジャム特有のくどい甘さがなく、フレッシュな甘さとでもいうんだろうか!?

プチトマト グリーントマトのコンフィチュール : 

<材料>

グリーントマト 適量
グラニュー糖 トマトの量に対して30~35%程度 
キャトルエピス(なかったら、パウダー状のクローブ、シナモン、ナツメグ、それとあったらカルダモンも合わせて作ってね) 適量
黒胡椒(ミルから挽きたて) 少々
バニラのさや 1本

<作り方>

① グリーントマトを小さな乱切りにして、3分の1は種を取り除く(この分の種と果肉から出て来るジュースは取っておく)。残りの3分の2の乱切りは別に取り分けておく。

d9f81061.jpg

(写真はあくまでもイメージで、量的にはもっと多いです)

② この3分の2量のトマトの乱切りに取っておいた種と果肉のジュースを混ぜ合わせて、バーミキサーかフープロ、あるいはジューサーで砕く。

③ ①と②のトマトを合わせて大鍋に入れて、砂糖、割いたバニラと取りだしたバニラビーンズ、キャトルエピスを入れて火にかける。沸騰したら弱火にしてコトコトと煮る。時々、アクをすくってね。

confiture-tomoto-vert4

だいたい1時間ぐらい煮ると、トマトの皮もだんだんと崩れて来る。(トマトの固さと量にもよります)

④ 途中、挽いた黒胡椒を適宜入れて、味を見て砂糖が足りなかったら好みの量を加える。

b8f67d0f.jpg


⑤ これをまたフープロかバーミキサー、ジューサーにかけて、最後に目の粗い漉し器で漉す。よく大きなスプーンの背で押しつけて、残りのエキスも絞り取ること。

3abee67f.jpg


⑥ これをまた煮て、最後の味を調える。足りなかったら砂糖やスパイスを加えて出来上がり。

*** 瓶詰め :

① 私たちはビンもふたも煮沸消毒しますが、面倒なときは熱湯消毒でも大丈夫です。

これらを清潔なキチンペーパーの上に逆さに置いて余分な水分を切っておく。乾燥させられたら、なお良い。

② 熱いコンフィチュールをビンに入れてふたをする。完全に固く閉めきるのではなく、10%未満の開きをもたせるとよい。

③ ビンが半分隠れるぐらいの熱湯を張った鍋にビンを入れて、そのまま20分程度沸騰させる。ビンが踊らない程度の火加減でね。それから熱いビンを取り出して逆さまに置く。ふたが下に来るようにね。そのままの状態で冷ます。きれいに真空状態になったビンはふたの中央が冷めた時にはかすかに凹んでます。最後にふたを完全に閉めきる。

347e5c53.jpg


ジャムの空き瓶、4本分取れたよ。

a2304608.jpg


買って来たルヴァン(天然酵母)のパン・ド・カンパーニュにつけて食べる幸せ~♪


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

*** あと6日で日本行き。う~ん、もっとフランスにいたかった。またスーツケースに荷物を詰めて... 今度は日本。それからは未定。まだまだジプシー生活は続きそう。お手数ですが、応援クリック(↓のバナーをそれぞれ)をポチっとしてくださるとうれしいです。ちょっとナーバスになっているpanipopoのサポートをよろしくお願いしますね~☆ いつも、どうもありがとう~!

  ← クリック、いつもうれしいです☆ 


にほんブログ村 スイーツブログ 手作りお菓子(個人)へ ← よろしくお願いします!   


ninki-ranking  ← また、こちらもクリックしてくれて、ありがとう!

kuma-fall



+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ぷーさん 昨日はpaniヴァンの幼馴染の友達夫婦がランチに来て、なんと6時間以上も一緒に過ごすことに...義両親はいないので、私たちだけでのおもてなし。

優しいお義母さんはボルドーに出かかる前にビーフシチューを作って行ってくれた。圧力なべを使ってね。これが天下一品だったよ。paniヴァンは、スープ、いろんな根野菜のピュレ、それとトマトのリダクションソースと魚のソテーを作った。私はデザートに凝ったタルトを作った。

午前中、作ってる最中に、義弟家族がラ・ロッシェルに行く前に寄ってコーヒータイム。ここで時間をロスしたから、タルト生地から作ってた私は後からてんてこまいになった!正午になってもなんとタルトは途中...びっくり

仕方ないので、待ってもらったわよ、もちろん。すまないけれど、paniヴァンがアペリティフを出してホスト役。私はタルトと格闘。大慌てで作ったから、見かけは地味だけれど、味が良かったようで、でっかいのを作ったのにお客様2人とも、2切れずつ食べてくれた!義両親も夕飯の後のデザートで、大きな一切れをペロリ。お義父さんが、「これは最高だね!」って言ってくれた。やはり、そう言われるとうれしいよ☆

これで、りんごのコンポートはすべて使い切り、すっきり。タルトも25センチ角(正方形のタルト型をパリで買った)の大きいのを作って、残ったのは2切れ分。これは後で写真を撮ろうと思ってる。

30cfe422.jpg


お客さんが帰ったのは6時半過ぎ。それから昨夜はpaniヴァンはPCを使って、メニュー作成。実は日本に帰っての翌日、ある国に面接とティスティング(彼の作る料理ね)に行くことに決まったの。3日の日程でアジアの国へ。

日本へ帰る日は、ここから車で1時間のアングレームの駅からTGVでパリへ。そこからバスでシャルル・ド・ゴール空港まで行って、ソウル経由(荷物が多いし、乗り継ぎだと安いから)で日本へ。ものすごい長旅。そして翌日にはまた成田に戻って、7時間半のフライトでその国へ。時差もあるし、paniヴァンにはタフなスケジュール。でも、頑張ってもらわなくちゃ!

でも、どうなるかわからない。どんな条件を提示されるかもわからないし、向こうもpaniヴァンのことをどう受け入れてくれるかも。先月はタヒチのあるホテルのオファーをお断りしたけれど、今の時期、本当に仕事がないのよ、ホテル業界は。

もうひとつもっと良いホテルの口があるけれど、こちらは未経験の総料理長のポストだから、paniヴァンに面接のチャンスが回って来るか!?この国もアジアで魅力的で住んでみたい。願わくばここにも面接のチャンスをもらえますように☆

日本に1ヶ月滞在している間に彼の職が見つからない場合は、フランスの義両親のところに戻って来る予定。職がない今、5つ星だけれど中堅のホテルで条件が良ければ働きながら、そのまま職探しを続けて1年後にはまた違うところへということもありえるよね。う~ん、私たちは1年どころか来月の見通しも立たない夫婦ですアップロードファイル

わかっているのは、今日今から出かけることかな。笑 メドックからサンテエミリオンまで...

今まで作って来たお菓子やパンのpanipopoオリジナルレシピ集です。下のアイコンをクリックするとレシピ集に飛びます。


pani-recipes



→ そして、今回、新しくpanipopo掲示板を設けました。こちらに私たちのブログのレシピで作ってくれたお菓子や料理の数々を書いてくれるとうれしいです。私の夢のためにみんなの記録がきっと役に立つと思ってます。画像も載せられるので、ぜひご利用くださいね。お手数ですが、よろしくお願いします☆ 

 panipopo作りましたレポート掲示板