ブッシュ・ド・ノエル：　キャラメル&ポアール♪ : スイーツ・ナチュラリストpanipopoの美・食ラボ

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クリスマスには、ブッシュスタイルのアントルメにしようと決めていた。たくさん洋ナシの缶詰（私が韓国には洋ナシがないと嘆いたので、アメリカ人の友達が使え切れないほどの２種類のシロップの缶詰をプレゼントしてくれたもの）があるので、それを使ってのキャラメルムースと洋ナシムースの組み合わせ。

このレシピはパリのコルドン・ブルーの中級で習ったものだ。今は、このレシピが学校にあるかどうかはわからないけれど、数あるキャラメル・ポアールのレシピの中で、一番おいしいと思う。絶品！コルドン・ブルーでは、クラスの最終試験で作るものを当日くじ引きをして決める。私は、初級のときにピティヴェイエ（ガレット・デ・ロア）で、中級のときはこのキャラメル・ポアールだったのを覚えている。上級は飴細工なので、これまた別。

左側が冷凍室で凍らせて、とよ型から抜き出したところ。作り方は、まずはキャラメルムースを作るところから。このムースのためにまずは信じられないほど黒い（コーヒーの色）キャラメルを作る。これがおいしさの秘訣なのだ。これが甘いと、ケーキが台無しになる！これを棒状に冷凍室で固めておく。

次に洋ナシのムースを作ってプラスチックのシートを敷いたとよ型に流しこんで、このキャラメルムースを埋め込むのだ。それを冷蔵庫で固めてから、たっぷりとキャラメルシロップを含んだフランス式のビスキュイを乗せて、冷凍室で固める。

右がウィリアム・ポアール（洋ナシのお酒）だけを入れて泡立てた生クリームを塗って、キャラメル・マカロンを貼ったところ。

はっきり言って、デコが嫌い。だって、どうしていいかわらなくなるから。作ってあったチョコレート細工とキャラメルマカロンを用意して、次々と貼ってみた。

出来上がり！実はこのアントルメは私たちのウェデイングケーキでもあった。paniヴァンの従兄がパティシェでボルドーの近くでお店を持っている。その彼に頼んで作ってもらった。

そして、私はコルドンの中級の最終試験で、このアントルメ（本来は形は丸いし、ビスキュイで囲むスタイル）でハイスコアをマークして、無事に総合２位で終わらせた。これだけがたったひとつの取り得なんだけれど、私はアントルメを作るのが好き☆　

前に重点的に飾ったら、後ろがさびしくなったので、こちらも少し。

これは昨日の残りを今朝、写真に撮ってみた。

どちらのムースも極フワ！この上なく軽くて上質のムースたち。秘訣は、『ジェル・デセール』。これで、信じられないぐらいのふわふわ感のでるムースが出来る。参考までに☆　もちろん味はヘブンリーだったよ。これは、本当に全体のバランスがよくて、いくらでも食べられる！淡雪のような口どけにキャメルの濃厚な味と、そして洋ナシの香り高い味が見事にマッチした風味でハッピー♪