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この間、闇(?)ルートでゲットした洋ナシの缶詰で、ふわふわペアムースを作ることにしました。ペアムースと言えば、キャラメルっていう法則がフランスのお菓子界では成り立ちます。実際、私はコルドンブルーの中級の最終試験で、このコンビのアントルメを作るクジを引いてその学期は総合2位で進級できたんです。焼き菓子はあんまり得意ではなかったけれど、アントルメ系はもっとも得意だったので、ラッキーでした♪ でもそのレシピはフランスに置いてきてあるので、今回は自分で創作してみました。

レシピを紹介すると、とても長くなってしまうので、ペアムースと下のシナモンジェノワーズのレシピをここでは載せますね。シナモンジェノワーズには、米粉とアーモンドプードルを混ぜ、甘味はキビ砂糖とハチミツを半々ずつで、共立てで作りました。軽いけれどアーモンドのコクとシナモンの香りがエキゾチックな生地となりました。それにキャラメル・サレ(塩キャラメル)のジュレを作って型で抜いて真ん中に置き、これにペアムースを流し入れました。上にはサイコロ状に切った缶詰の洋ナシをちりばめて、固めてから、ニュートラル・ジェリーを作ってかけて、カルアとインスタントコーヒーを溶かし合わせたものを流して模様をつけて仕上げ。本来なら、コーヒーエッセンスを使うのですが、うちにはないので代用です。

ƒ[ƒ‹ƒP[ƒLH シナモン・ジェノワーズ : 

<材料> 28x28cm角の天板1枚分
米粉 35g
アーモンドプードル 20g (米粉と一緒にふるっておく)
キビ砂糖 30g
はちみつ 30g
卵 3個
牛乳 大さじ 1 (室温に戻しておく)
シナモンパウダー 小さじ 4分の1

<作り方> 天板にペーパーを敷いておく。余熱は170℃
① 湯煎の用意をする。ボウルに卵を入れてミキサーで軽くかき混ぜてから、砂糖とはちみつを入れて、湯煎にかけながらミキサーで泡立てていく。もったり白く、3倍ぐらいの量になるまで。この状態になったら湯煎から下して、さらにリボン状になるまで混ぜる。卵生地をすくってリボン状に垂れた跡が残るぐらいの硬さになるまで混ぜたら、スピードを下げて低速で少し混ぜる。

② これにふるっておいた粉類にシナモンパウダーを混ぜたものをゴムベラで、さっくりと切るように混ぜる。

③ 牛乳も泡を潰さないように混ぜる。

④ 用意しておいた天板に生地を流し入れ、表面をならし、天板を軽く叩いて余熱を入れておいたオーブンで10~12分ほど焼く。

⑤ 網の上で冷ましてから、静かに丁寧にペーパーをはがし、使用する。


ƒ`[ƒYƒP[ƒL ペアムース :  

<材料>
牛乳 50g
洋ナシピュレ 70g (缶詰の洋ナシに少量の缶詰のシロップを混ぜて、ジューサーでピュレ状にする)
卵黄 1個半
キビ砂糖 20g
板ゼラチン 2枚 (粉ゼラチンだったら10g; この場合は50gの水にふやかしておく)
ウィリアム・ポワール(洋ナシリキュール) 小さじ 1 (ない場合は、グランマニエ)
生クリーム 170g

¨ このムースはふわふわなので、少し固めが好きなら、もう少しゼラチンを増やしてね。板ゼラチンだったらあと半枚ほど。

<作り方>
① ボウルに卵黄と砂糖を良く混ぜて白っぽくなるまで、かき混ぜる。

② 鍋に洋ナシのピュレと牛乳を入れて、沸騰直前まで温める。これを①のボウルに注ぎ入れてよくかき混ぜる。

③ ②を鍋に移して木ベラで常にかき混ぜながら、クレーム・アングレーズを作る。くれぐれも沸騰させずにだいたい80℃でとろみがついたら、火から下す。

④ ゼラチンを冷水でふやかしておく。③をボウルに移して、液体が60℃に下がったら、よく絞ったゼラチンを入れて、かき混ぜる。リキュールも入れる。

⑤ 氷水に④をボウルごと冷やす。ときどきかき混ぜる。この間に生クリームを泡立てる。だいたい7分立てのとろ~りとした状態まで。

⑥ とろみのついた④に3分の1のとろりんとした生クリームを入れて、泡だて器でよく混ぜる。残りのクリームはゴムベラで軽くさっくりと混ぜる。出来上がり。


ケーキの中は
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真ん中のキャラメル・サレのジュレはプルプル弾力があります。


pear_mousse

じゃ~ん!これは、器にキャラメルのジュレを流し込んで固めてから、ペアムースを作って注ぎ入れて、固めたものです。ジェノワーズは入ってませんが、洋ナシやチョコレートニブ、バニラのさやを切ったもの、そしてピスタチオナッツを刻んだものをかけてデコしました。これはこれで、大変おいしいです♪


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表面が凸凹して見えるのは、洋ナシのキューブが入っているためなんですね。光の加減でこうなってますが、実際にはキューブが見えて可愛いですよ☆


‚Ձ[‚³‚ñ 今朝、素顔で近所のヨガ教室へ行った後は、すっぴんで1日をおうちで過ごしました♪ 韓国にいるとなかなかそんなこともないんですが、今日は大人しく家にいてボ~っと過ごしちゃいました。ああ、罪悪感...夫は一生懸命働いているのに私は、遊んでいるから。日本だと専業主婦でも全然問題なしですが、これがフランスとなると話は別。誰でも大学を出てディプロム(学士号)を修めたら働きます。結婚して子供が出来ようがみんな働きます。それが普通。ぐうたら主婦をしているとなると、あんまり評判はよくなく、何にも出来ない人というレッテルを張られかねません。ましてや子供がいないとなるとなおさら...

うちの夫も私が海外に出てからは働かないことに対して、最初は否定的でした。何か出来るだろう、仕事を真面目に探したらどこかでビサを出してくれるかもしれないと言ってました。が、今ではそれにも慣れてしまったのか、私が習い事や何か形になることをしている限り、もう文句が出てこなくなりました。‹êÎ‚¢ そう言われれば、子供のいないヨーロッパ系の奥さんたちはやはり仕事に就いている人が少なくないです。みな現地採用でビサを出してもらって働いてるんですね。私はその意味では典型的な日本人の専業主婦。

これがいいのかどうかは、人それぞれでしょうが、フランスに帰る度に、あるいはここで、欧米人のパーティーに参加するたびに「何をしているのか」と尋ねられるのが辛かったです。主婦と答える時の相手の反応は、まさしく「この人使えない」って感じだからです。でも今は、「うちで将来の夢のためにお菓子作りをしています。創作ノートを作って、いろいろ書き込んだり長期プランを立てているんですよ。今は就労者者ビサがないですから」って言えるようになりました~!これだけでも、ちょっとは違う反応が示されるようになったのがいいかな!? 今は将来の夢に向かって、修行中~!

でもやはり、午後の時間に昼寝をしたり、ゴロゴロ寝転がって本とか読んでいると、心がチクチク...こんなふうにのほほ~んと過ごせるのは、まさしく夫のお陰。感謝の気持ちをいつも持って、彼のために良い妻でいたいと思う瞬間ですね。


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