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ソウルフード(Soul Food=癒される食べ物)って誰にでも特別なのがあると思いますが、私のソウル・スウィーツはファー・ブレトン(Far Breton)というフランスのブルターニュ地方のお菓子です。これはボルドーのカヌレとノルマンディのクラフティを足して2で割ったような感じのお菓子。つまり卵とミルクのカスタードのお菓子なんです。いろんなレシピがあって、形も味も少しずつ違うファー・ブレトンですが、私の好きなレシピを紹介します。

外は案外とカリっとして中がモチっとした感じはカヌレに似てますが、カヌレほど外側が固くないのが特徴。それにファー・ブレトンは食べたいと思ったときにすぐに作れるのがいいところですね☆ フランスの北部は牧草地帯で、乳牛が多く、バターやおいしい牛乳や生クリームの名産地です。海に面しているので、良質の海塩も採れるとあって、これまた多数の郷土菓子の多い地方となってます。

上に(というか、型の底に)敷くのは普通は干しプラムですが、うちにプラムがなかったのでドライブルーベリーを利用しました。干しプラムを1晩キルシュかラム酒に漬けて置くのがポイントですよ♪


‹“û ファー・ブルトン : 

¨ 前日の夜にドライプラムをラム酒かキルシュに漬けておく。

<材料> (半分の量でも出来ます。また生地は作っておいて、2~3日は冷蔵庫で保存可能)
卵 3個 (ほぐしておく)
海塩 2つまみ
キビ砂糖 70g
小麦粉 (中力粉が望ましい) 125g (2~3回、ふるっておく)
生クリーム 200cc
牛乳 500cc

¨ 型はプリン型、マフィン型、大きくタルト型などを利用する。

¨ 型には有塩バターを塗って、カソナードかザラメを振りかけて、全体的に型の中をすべて覆う。このプロセスが大事で、お菓子の甘みはこのザラメ振りにかかってます!それとキレイなキャラメリゼのためにも必要だから、きちんとしてね!

¨  オーブンは180℃に温めておく。

<作り方>
① ボウルに卵を溶きほぐして塩と砂糖を混ぜる。

② ふるった小麦粉を泡だて器で優しく混ぜ入れ、それから生クリームと牛乳も混ぜる。水のような状態の生地にする。

③ 汁気をふき取ったプラムを用意した型の底に置く。

④ 生地を型に9分目まで入れて、真ん中にちぎったバターを落とす。

⑤ 余熱を入れておいたオーブンで、だいたい50~60分(カヌレのように、しっかり濃い焼き色がつくまで)焼く。

⑥ 焼き上がったら、熱いうちに型からそっとはずす。なかなか取り辛いし、生地が柔らかいお菓子なので気をつける。網の上で逆さにして冷ます。


‚Ձ[‚³‚ñ 今日はごくカンタンな混ぜて焼くというお菓子でした。ポイントはザラメをしっかりつけることですね。このお菓子、どこが健康的なの?って思いでしょうが、Panipopoのソウル(魂)を癒してくれるお菓子ということでよろしくお願いします~♪途中で、オーブンの中で膨らむけれど、オーブンから出すとしぼんでしまうので、なるべく濃い色になるまできちんと焼いてくださいな。天板の位置替えは充分に膨らんでから手早くしてくださいね。

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