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あと2週間でバレンタインですね。ここ韓国では旧正月を来週に控えて、その贈答品の商戦が真っ盛りでバレンタインのチョコレートなんてどこにも売られてないようです。しかし、この時期になると、私たち夫婦は出会ってO年になるね、なんていう話題が出て来ます。なぜなら、顔を合わせたのが、バレンタインの2ヶ月前。そして付き合いだしたのが、ちょうど今頃。まさしく今日が記念日なんです。(笑)

それも偶然が重なって。。。出会った2人だから、運命はわかりません。

私は、2回目のパティシェの研修を本当はパリの3つ星レストランですることになっていて、ある方がそのレストランの夕食に誘ってくれました。貧乏学生の私が出入りするような値段のレストランではないのですが、たまたまラッキーなことにタダでそのレストランで夢心地のディナーをいただきました。そして、図々しくもパティスリー室を見せてもらうことに成功。普通はオフリミットでも、食事に誘ってくれた夫妻がこのレストランのシェフをよく知っている関係で実現したのですが、本当にここで見ることが出来たのはこれまたラッキーでした。

見た瞬間、「ああ、ここで働くのは辞めよう」って思いました。清潔で、働いているパティシェもみんな良い人みたいでしたが、シェフ・パティシェにカリスマ性というか、オーラがないのです。それに引き換え、ここの料理の総シェフは有名なことはもちろん、怖いぐらいのチャームがありました。いろんなシェフを見て来ました(料理もお菓子も)が、やはり功をなすシェフは怖いぐらいのオーラがあります。悪人みたいだったり、駄々っ子みたいだったり、聖人みたいだったり、何かしら人と違うところがあるんですね。きっと、これを人はカリスマ性と呼ぶんだと思います。

さっそく翌日、学校に戻って先生にお願いして、そのレストランの研修が決まっていたのを取り下げてもらい、オテル・ドゥ・クリヨンに行くことにしました。私の心変わりの原因を知った先生が、クリヨンを勧めてくれたからでした。私みたいなヒヨッコが選り好みしているんじゃないよ、って思いの方もいるかもしれませんが、ヒヨッコだから良い師に廻り会いたいと熱望しました。お菓子に情熱的な師に学びたい、その一心でしたね。今と全然違う!‚‚’‚š

で、うちの夫と偶然、知り合ったのがこのコンコルド広場でした。
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クリヨンはアメリカ大使館の脇、このコンコルド広場にあります。もし、あのとき、例のレストランに食事に誘われていなかったら、そして厨房を見せてもらってシェフ・パティシェに会ってなかったら、そしてクリヨンに変えてなかったら、この広場でうちの夫と出会うこともなかったのでした。縁とは不思議なものだと思いますね。

知り合ってからも、お互いに貧乏だったので特別なところに行くこともなく、パリの街をいろいろ歩き回ったのが思い出です。公園、お店、カフェ、美術館、どれもが絵になるところなのでお金がなくても楽しかったですね。

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パレ・ロワイヤル駅の出入り口のガラスのドーム。


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雨の日はパッサージュめぐりで。

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マレー地区の花屋さん。


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モンマルトルの坂道を下りていくと。。。アメリの世界が広がっていて。


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モンマルトルのカフェ。


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張り付いて、いつも見入っていたマドレーヌ寺院前の広場にあるラデュレ。ここのお菓子はいまだにパリっ子の憧れ!

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よく散歩したリュクセンブルグ公園。



そして、最初にうちのケチ(?)な夫が私にくれたバレンタインのチョコレートは、ブルージュの小さなチョコでした♪ 
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パリに居た頃の私たちは、シティマウスのような生活でしたが、それなりに充実していたかもしれません。バレンタインの頃、本当に誰かに感謝の気持ちを込めてheart02を贈れたらいいですよね♪


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*** これらの写真はすべて、自分が過去に取り貯めたパリの写真ですが、私の写真素材屋「Atelier Sud-Est」の登録作品です。無断で借用・掲載・使用は固く禁じますのでご了承くださいませ。