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オレンジドリームデザートの上を飾るのはオレンジチュィール。これはHotel de Crillonの修行時代にその当時のフランスのパティシェの中でも寵児としてもてはやされたFシェフに教わったレシピです。ちなみに彼は何冊かフランスでもお菓子の本を書いてます。アルザス出身の長身、金髪、青い目というフランス人では超まれなハンサムなシェフでした。やはりフランス男性らしくレディーキラーでもありました。だから、女性には誰にでも優しかったです。(私にもね~!)


全然、話がチュィールから離れてしまいましたが、これを焼くたびにFシェフを思い出します。特にクリヨンで修行したのが、11月の終わりから3月までだったので、ちょうど今頃の季節に世界でも常にトップクラスに位置するホテルのパティスリーで働いたことになります。ここではインターンでも、どんどんいろんなことにトライさせてくれて、クリスマスと新年、そしてバレンタインといろんなお菓子やデザートを作りました。チェックは厳しく入りましたが、やりがいはありましたね。ときには100~200個同じものを作るのは当たり前の世界なので、大変ではありましたが。

ではムダ話は終わりにして、...Š¾G



** オレンジチュィール :


ƒ`[ƒYƒP[ƒL オーブンに180℃で、余熱を入れておく。(余熱ということは充分にオーブンを熱することなので、10分ぐらいは温めてね)
ƒ`[ƒYƒP[ƒL 天板にベーキングペーパーか、シリコンマットを敷く。どちらもないときには薄く均一にバターを塗り、小麦粉を軽くはたいておく。


<材料>
粉砂糖 110g
薄力粉 30g (薄力粉と粉砂糖は一緒にふるっておく)
無農薬オレンジ 約1個 (絞って、ジュースを45g採る)  オレンジを良く洗って皮をすりおろす 


ŠG•¶Žš–¼‚ð“ü—Í‚µ‚Ä‚­‚¾‚³‚¢ かんきつ類の皮をすりおろす時には、白い部分(わた)の部分はさけてね。ここは苦味の元!
ŠG•¶Žš–¼‚ð“ü—Í‚µ‚Ä‚­‚¾‚³‚¢ 無農薬オレンジが手に入らない時には、柚子の皮をすりおろしても、OK!
 私は柚子の皮をここではすりおろしましたよ~!


スライスしたアーモンド 55g
無塩バター 50g



<作り方>
① バターは鍋を火にかけてか、耐熱性の容器に入れて上にラップして電子レンジで溶かす。少し冷ましておく。


② ボウルに絞ったオレンジジュース、すりおろした皮、一緒にふるっておいた小麦粉と粉砂糖をゴムベラで混ぜる。¨ ちゃんと粉類をふるっておかないと、生地にダマが出来て、汚いし良く混ざらないから注意。


③ さらに溶かしバターを混ぜる。そしてスライスアーモンドを入れて、優しく混ぜる。(アーモンドが崩れないように)


④ 小さじ1杯分ぐらいの生地を準備しておいた天板に乗せて、広げる。間隔は充分(少なくても5cmぐらい)に空けておかないと、チュィール同士がくっつかり、悲惨な状態になるので気をつけてね!
¨ 生地を広げる時には、氷水(冷たい水)にスプーンをつけて、その背の丸い部分を利用して好きな形に均一に(!)広げる。 


⑤ 180℃に温めておいたオーブンで7~10分焼く。焦げないようにチェックしてね。


⑥ オーブンから取り出したら、熱いうちにパレットナイフか薄いゴムベラを使って、そっとはがす。網の上で冷ます。
¨ 熱いうちに小さなボウルの中に入れて形付けたり、麺棒などを利用してチュィールにカーブ(丸み)をつけたりすることもできる。


ƒ[ƒ‹ƒP[ƒLH 焼かない生地は密閉容器に入れて、その上に生地が空気に触れないようにラップを直接置き、さらにふたをしておけば、3日は冷蔵庫で保存可能です。


ƒ[ƒ‹ƒP[ƒLH 焼きあがったチュィールは密閉した容器に入れておけば、2~3日は湿気ないで持つ。(万が一、湿気ちゃったらオーブンでさっと焼き直して使ってね)


ƒ[ƒ‹ƒP[ƒLH アイスクリームと一緒に食べてもおいしいし、そのままおやつにもなります。